神楽三十三番
(説明)

1番:彦舞(ひこまい)
一斗枡に上り四方拝する。
七番までをよど七番といい普通にはこの七番で願、成就とする。

2番:太殿(たいどの)
天孫降臨のとき、注連を張って高天原と定め茲に八百万神を招く舞。

3番:神降(かみおろし)
降神の舞で神を招く。以下三番を式三番といい一番重要で祭典には必ず舞う。

4番:鎮守(ちんじゅ)
土地を祓い固め神を鎮めまつる。
5番:杉登(すぎのぼり)
昇神の舞神を送る。

6番:地固(ぢかため)
剣、即ち水の徳で耕地をうるおして国造りをする宝渡しは護符の剣を氏子代表又は宿主に渡す式。

7番:幣神添(ひかんぜ)
幣による祓いの舞、願神楽。折敷に神歌あり。

8番:武智(ぶち)
むちかむしとも言う。戦い準備の舞。

9番:太刀神添(たちかんぜ)
太刀の神威により厄難を払う舞。ハレワイサのサアという舞手のかけ声が入る。岩潜と共に神添の本体、全国にみられる。

10番:弓正護(ゆみしょうご)
弓を持ち悪魔を払う舞。宝渡しは弓矢を氏子(村人)に渡す式。

11番:沖逢(おきへ)
水神を祭る火伏せの神楽。天真名井の水を下すという。吹けば行く吹かねば行かぬの歌がいる。

12番:岩潜(いわくぐり)
剣の舞、白刃を持ち転回などする。安産を祈る女子が帯をたすきにしてもらう。

13番:地割(ぢわり)
かまど祭で重要な舞、屋敷祭りをする。神主と問答あり。

14番:山森(やまもり)
最も素朴な舞、山の神と二頭の獅子が出る。この後、獅子は門付に出て戸毎を祝福する。

15番:袖花(そでばな)
鈿女命が天照大神のお使いにて猿田彦神をお迎えに行かれる舞。

16番:本花(ほんばな)
善には米と榊をのせる。米の収穫を祝い又豊作を祈る。

17番:五穀(ごこく)
穀種を祭る。各々膳に穀をのせ持って舞う。後之をまいて村人が拾い帰る。米、栗、大豆、小豆、稗。
18番:七貴神(しちきじん)
農神の舞、姿も12ヶ月を表すぼんでんを負う親神は、六尺の杖を持つ。

19番:八つ鉢(やつばち)
八撥とも書く。少彦名命が太鼓にのって身軽な舞をする。

20番:御神体(ごしんたい)
酒こしの舞という。酒をつくる様によせてかまけわざをし、見物人の中にも入ってくる。

21番:住吉(すみよし)
海神の舞、稲荷神楽ともいう最初から歌がいる。

22番
伊勢神楽
(いせかぐら)
七段しばりの大幣をもち舞う。岩戸を探る舞で岩戸開きの準備である。

23番:柴引(しばひき)
天香久山の柴をひき岩戸の前に飾る。これから岩戸五番、伊勢神楽と日前又は大神を加え岩戸七番という。

24番:手力雄(たぢからお)
天照大神がかくれている天岩戸を探しあてるところ。鈿女と入れかわる。

25番:鈿女(うずめ)
天岩戸の前の舞神楽のはじまりという。

26番:戸取(ととり)
天岩戸を開き天照大神に再び出て頂くこれで又世の中が明るくなった。

27番:舞開(まいひらき)
ついに天岩戸を開き天照大神に出て頂いたので鏡を両手に持ってよろこび祝う舞。

28番:日の前(ひのまえ)
外注連を祭り天照大神の出御を祝福する。神送りの舞麻のついた大幣をもつ、高千穂神楽特有の舞。

29番:大神(だいじん)
大わたつみの神(海の幸)の清めの舞。願かけ、願ほどきの神楽。

30番:御柴(おんしば)
神人一体の古風を最もよく象徴する。二神柴にのり村人多数にかつがれて外注連を廻り神庭に入って神主と問答あり。

31番:注連口(しめぐち)
神送りをするところ、四人はみどりの糸をとって注連の前で舞う。舞いおろす中のヤ正面舞い下すヤ今は正面おさめましますの歌あり。

32番:繰下し(くりおろし)
雲おろしの用意。雲綱をとり外注連に向かって舞う。

33番:雲下し(くもおろし)
雲をおろす舞。紙吹雪が舞い散ってみごとな三十三番の大成就。

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